株式会社Co-LABO MAKER

Co-LABO MAKER.inc

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利用目的:ワークスペース

周囲と切磋琢磨できる作業環境と24時間利用できることがメリット

仙台

株式会社Co-LABO MAKER 代表取締役 古谷優貴 様

■事業内容
実験機器・設備および技術のシェアリングプラットフォーム「Co-LABO MAKER」の企画・開発・運営を行っている。
活用できる機器や技術の可視化とマッチングによる新たなつながり作りを通してイノベーションを生みだす。 誰もがやりたい実験や挑戦ができる社会の実現を目指して活動。

■企業HP:https://co-labo-maker.com/

設備および技術のシェアリングサービスを行う会社
「株式会社Co-LABO MAKER」

御社の事業内容を教えて下さい。

 研究開発に使われる機器や、それを実施するラボをシェアするサービスを行っています。提供する側は、自分たちで使用しないときに資金調達に利用することができ、利用する側は、自社で準備すれば非常に高額になるものを安価で利用することができるという、提供者、利用者どちらにもメリットがあるサービスです。
 これまで、新しい機器や設備を必要とする研究を行うには、新たにラボを作成するか、共同研究等を行う必要があり、非常に時間がかかってしまっていました。また、ラボを作る場合に至っては、数千万円以上の高額な費用も必要となるため、自社設備で対応できない新規の実験は、容易には始められませんでした。しかし私たちのサービスを利用すれば、時間をかけずに研究を始めることができる上に、実験器具を提供者から借りることで費用を抑えることができます。一方提供者にとっては、これまで設備を使わないでいた「不要な時間」を「資金調達の時間」にすることが可能となります。

思いつきのアイデア投稿から起業へ

このサービスを始めようと思ったきっかけや起業した経緯を教えて下さい。

 研究が好きだったので、大学卒業後はやりたい研究に近いことができそうなところを探して就職しました。入社後は半導体関連の研究開発を行うようになり、楽しく過ごしていましたが、日々の生活に拡がりを感じなくなり、新しいことを始めたいと思うようになりました。そうして始めたアイデア投稿がきっかけです。

 大学で研究していた頃から研究室の貧富の差にはとても課題を感じていました。優秀な人がいても資金が足りず思うような研究ができなかったり、せっかく貴重な設備を持っている企業がそれを有効利用していなかったり。そこでこの事業プランで「MVPアワード」に出たところ最優秀賞をいただき、悩みましたが家族を守りながら起業する道も見えたため、起業を決断しました。家族を養いつつ起業する道として、妻の実家がある仙台で、大学でお世話になっていた先生のベンチャーに転職し、更に社会人ドクターとして東北大学に再度入学もして、働きながら2017年4月に会社を設立しました。

周囲と切磋琢磨できる作業環境と24時間利用できることがメリット

仙台で仕事をするにあたって仕事場にenspaceを選んでいただいた理由を教えて下さい。

 入居者は24時間利用できること、かつ周囲に他の利用者が一定数いるような環境であったことが入居の決め手です。作業場は空間の快適さも大事ですが、周囲にどんな人がいるのかということが非常に重要だと思っています。enspaceには広い空間があるのはもちろん、周囲に頑張っている人がおりコミュニケーションも活発なので仕事がやりやすくなりました。
 他にも学生インターンのみなさんがいつもいて、館内が活気に溢れているのも良いところだと思います。

研究リソースの循環を生み出す新たなエコシステム創造を目指して

今後の展望をお聞かせください。

 私達の事業である研究リソースの循環を、常識レベルに引き上げることが目標です。現在はまだ一部の人しか知りませんが、これをみんなが当然のように知っていて研究を行うときに選択肢に入ってくるものにしたいです。そのためにもまずは登録機器・ラボを増やしていくことが重要です。提供者、利用者ともにセキュリティや安全性の面で不安を感じる方々が多いかと思います。登録をするにあたって障害になっているこれらの諸問題を解決し、皆様に安心して登録していただきたいと思っています。

 また、コロナウイルスの流行による外出の自粛は事業上大きな問題ですが、その後の不況はシェアリングサービスの一層の成長の契機になると考えています。なので、コロナによる急激な環境変化に苦しんでいる企業の研究開発の手助けをしつつ、長期的には研究リソースが滑らかに循環する新たな研究開発エコシステムを創造していきたいと考えています。そんな時代において、研究に使うリソースの循環を生み出すインフラとして、また、その中で研究開発するプレイヤーとして、研究者の、研究者による、研究者のためのエコシステムを牽引していく。そんな会社になれればと考えています。

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