エイチタス株式会社
H-tus Ltd.
利用目的:利用者同士の交流
想いを持った人との出会いから生まれる“化学反応”
仙台
エイチタス株式会社 代表 原 亮 様
■事業内容
“共創”を通じたソーシャル・イノベーション創出支援/ ワークショップ・アイデアソン・ハッカソンの手法を用いたイベントの企画運営/人材育成・組織開発
■企業HP:http://htus.jp

“共創”をテーマにした事業創出・起業創業のサポート
まずは御社で取り組んでいる事業についてお聞かせください。
「共に創る」と書いて”共創”をテーマに、ソーシャルイノベーションの創出支援に取り組んでいます。
具体的には、行政や企業の方々から依頼を受けて、起業・創業や新規事業立ち上げを目的としたアイデアソンやワークショップなどによる場づくりや、さらにはメンタリングなどの伴走支援、共創人材の育成が現在の主要な事業になっています。
パソコンとデスクさえあればどこでも仕事ができると言われて久しいですが、IT業界をはじめ情報系の産業は、未だに東京に一極集中しています。これは人が多く集まっているところに、最先端の情報や刺激を受けるチャンスも集まるからで、結果として、何か起こせるようなイノベーション人材も東京に密集しがちであることを示しているのではないでしょうか。
だからこそ、様々な領域のトップランナーたちをタイムリーなタイミングで仙台に呼んで勉強会を行ったり、東京に遜色ない新鮮な情報や熱量を体感できるようにするためにワークショップを企画運営しています。
東京一極集中からの脱却。自走できる地域社会を作る。
これまでどういったキャリアを歩まれてきたのでしょうか。
出身地は東京で、大学ではもともと政治学が専攻でした。
所属していたゼミの教授が開講した社会人大学院の研究室に参加し、ジャーナリストや現役政治家など、政治の現場に携わるたくさんの社会人と共にアツい議論を毎日のようにしていました。
卒業後は学生時代に塾講師のアルバイトをしていたこともあって、教材制作会社に就職しましたが、政治の世界での実践を続けるために研究室にもそのままモグりで在籍。その後、会社を辞めてフリーランスで働きながら、大学院に入り直すなど、慌ただしい日々を過ごしました。
その中で感じたのは、明治以降変わらない「東京一極集中」や「国・行政を頂点とするトップダウンの政治体制」が、現代日本社会にとって最も解消すべき歪みなのではないか、ということです。そして、東京一極集中を防ぐためには、地方に産業を作ることで自走する地域社会を作る必要があると考えていました。
そんなことを考えていたら旧知の友人から、仙台本社のITベンチャー企業の東京支社を手伝ってほしいと声をかけられました。当初は東京で手伝っていましたが、翌年には仙台で部門と売上を任されることに。部門を率いるのも営業も、ましてITビジネスも初めての経験でしたが、これこそまさに地方を自立させるために新しい産業を作る仕事だと思い、仙台で働くことを選びました。
その後は数度、仕事のステージを変えながら、IT領域でのビジネス経験を買われて、宮城県や仙台市と協力して地方発のモバイルインターネットビジネスを創出することを目的とした、コンソーシアムの代表に就任することになりました。
これをきっかけに、行政や民間企業と一緒にITや事業創造に関するイベント企画運営などのお仕事を少しずついただくようになります。
当初は個人として仕事を受けるスタイルでしたが、仕掛ける場や仕事も増えてきたので、2016年にエイチタス株式会社を起こし、さらに広範に仕事を行うようになり今に至ります。
地域の人とよそ者のコラボレーションが生まれやすい場所。
延べ15年近く東北でビジネスに携わっている原さんにとって、東北はどういった場所だと思われますか。
外から入ってくる人たちを受け入れながら、持っているポテンシャルをさらに発露できる地域だと思います。
特に震災以降、東北には、外から入ってきて、あるいは帰郷して、新たな挑戦している志高い人がすでに一定数います。
もちろん、うまく協力できている事例とそうではない事例がありますが、一定の期間のうちに外部の人たちと一緒に様々な挑戦を一気に重ねた経験がある地域というのは、震災というインパクトを持つ東北以外では、日本全国でもあまり多くありません。なぜなら本来、地域とは過去からの継続性と安定性を重視するがために、外部の人の介入を好まない傾向にあるからです。
こういった点で、挑戦の風土が少しずつ広がり始めている東北は、地場の人と組んで新しいことをしたい人にとっては、ますます面白い地域になっていくのではないでしょうか。
ただし、東北でやっていくためには、関わり続ける意志と想いがあることが必須です。
地域の課題というのは短期的に解決できるものではありません。自分から汗をかくことで長期的に関係性を築き、粘り強く取り組んでいく意欲を持つことが大事だと思いますね。

新しい“化学反応”が生まれる施設
enspaceに入居する決め手はなんだったのでしょうか。
想いを持った人が集まった時の熱量に魅力を感じた、ということですね。
私は、人と人との交わりから新しい化学反応は生まれると常々感じています。
enspaceは東北最大級のコワーキングスペースということで、新しい化学反応が次々生まれてきそうな予感がしたため、入居を決めました。
偶発的な出会い・交流が生まれる場
実際に利用してみていかがですか。
24時間利用できる他、立地も仙台の中心部に位置しているので、ワークスペースとしての使い心地がとてもいいですね。
また、仕事柄たくさんのイベント企画運営に携わっていますが、enspaceには大小様々な会議室があるので、イベントの規模感に合わせて柔軟に活用することができるのも魅力の一つです。
また、私は人の出入りが多いラウンジスペースをよく使っているのですが、スタッフの方々が別の利用者を紹介してくれることもあります。enspaceには様々な事業を手がけている方がいらっしゃるので、そういった繋がりができることは非常に助かります。
今後は、そういった偶発的な交流が増えるような工夫をしていただき、思わぬ出会いやコラボレーションがもっとたくさん生まれるような施設になってほしいですね。

イノベーションを生み出すためのきっかけ作り
最後に今後実現したいことなどありましたらお願いします。
やはり私たちが得意なのは場づくりなので今後も、イノベーションを生み出すためのきっかけを作り続けていくつもりです。
特に今後力を入れていきたいのは、リビングラボという取り組みです。
これは身の回りの社会課題に対して、小さく社会実験を繰り返しながら解決策を一緒に考える場のことで、仙台での実施についても少しずつ準備をしています。
一つ一つは小さくともこういった積み重ねをしていくことで、東北仙台でもソーシャルイノベーションを起こし、自走する地域社会へと近づいていきたいと思います。
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